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as:2018autumn

2018年秋の大会 バックエンド部会セッション

バックエンド部会、保健物理・環境科学部会合同セッション

日本原子力学会「2018年秋の大会」において、保健物理・環境科学部会との合同セッション「クリアランスの現状と課題」を以下のとおり2日間にわたり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。

  • 日時:1日目 2018年9月5日(水)13:00~14:30
  •    2日目 2018年9月6日(木)13:00~14:30
  • 場所:原子力学会G会場(岡山大学津島キャンパス)

今後、わが国においては、原子力施設やRI施設の廃止措置が積極的に進められ、放射性物質の放射能濃度が極めて低く、「放射性物質として扱う必要のないもの」として放射線防護のための管理から外すクリアランスの重要性がますます高まると考えられます。

本セッション1日目では、現在制定されているクリアランスレベルの導出における線量基準の考え方を紹介するとともに、現行の制度で運用されているクリアランスの現状と課題を示します。さらに、表面汚染を伴う物品の搬出に関するガイドラインの概要を示し、今後のクリアランスに向けた課題について議論いたします。

2日目には、現在作業が進められているRS-G-1.7の改訂について、改訂方針とその作業の現状を紹介します。また、福島第一原子力発電所において緊急時被ばく状況から移行した現存被ばく状況における汚染がれきの再利用の考え方の検討例や、使用済み核燃料から回収した有用金属の再利用とクリアランスの考え方の検討例を示し、人の健康への影響が小さい状況での資源の有効活用について議論いたします。

プログラム:クリアランスの現状と課題

1日目:クリアランスの現状と課題(1) わが国におけるクリアランスの現状と検討状況
座長:(日本アイソトープ協会)大越 実

(1) クリアランスにおける線量規準の考え方              (電中研) 荻野 晴之
(2) わが国におけるクリアランスの現状と課題             (電事連) 石井 公也
(3) 物品搬出ガイドラインとクリアランスら             (JAEA)橋本 周

2日目:クリアランスの現状と課題(2) 国際動向と再利用の検討状況
座長:(福山大)占部 逸正

(1) IAEA安全指針 RS-G-1.7 改訂の動向と主な論点            (電中研) 服部 隆利
(2) 福島第一原子力発電所における低線量がれきの限定的な再利用の考え方 (JAEA)島田 太郎
(3) 使用済核燃料から回収した有用元素の再利用とクリアランスの考え方 (京大)高橋 知之
Permalink as/2018autumn.txt · 最終更新: 2018/08/28 10:28 by ss12955jp

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