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2023年11月11日
EAFORM
東アジア放射性廃棄物管理フォーラム
eaform2017.aesj.or.jp
お知らせ…
日本原子力学会「春の年会」「秋の大会」で バックエンド部会の企画セッションの情報を紹介します。
日本原子力学会「2024年秋の大会」において、バックエンド部会企画セッション「幌延国際共同プロジェクトの現状と今後の展開」を以下の通り開催いたします。ご参加お待ちしています。
幌延国際共同プロジェクト(Horonobe International Project: HIP)が、日本をはじめ8つの国や地域の11機関の参加を得て、令和5年から開始された。HIPは、幌延深地層研究センターの地下施設をアジア地域の地層処分に関わる国際研究開発拠点として活用することで、国際協力を通じて先進的な安全評価技術や工学技術に関する研究開発の成果を最大化するとともに、次世代の研究者や技術者を育成することを目的としている。本セッションでは、HIP運営機関であるJAEAより、HIPの目的や各研究タスクの計画と現状を紹介した後、日本の参加機関であるNUMO、電中研、原環センターよりHIPへの意見を頂き、今後のHIPへの期待などについて総合的に討論を行う。
座長:桐島 陽 (東北大)
The Division of Nuclear Fuel Cycle and Environment will hold a session entitled “Current Status and Future Prospects of the Horonobe International Project” at the “2024 Autumn Meeting” of the Atomic Energy Society of Japan as follows. We look forward to your participation.
The Horonobe International Project (HIP) was started in 2023 with the participation of 11 organisations from 8 countries/regions. The HIP offers the Horonobe Underground Research Laboratory (URL) as a platform for international collaboration. The main objectives of the HIP are to develop and demonstrate advanced technologies to be used in repository design, operation and closure and a realistic safety assessment in deep geological disposal, and to encourage and train the next generation of engineers and researchers. In this session, JAEA will present the objectives of the HIP and the plans and current status of each task as an operating agent. Then, Japanese participating organizations, NUMO, CRIEPI, and RWMC, will present their opinions to the HIP, then comprehensive discussion will be held on expectations for the HIP in the future.
Chair: Akira Kirishima (Tohoku University)
日本原子力学会「2024年春の年会」において、バックエンド部会企画セッション「廃止措置の着実且つ効率的な推進に向けて」を以下の通り開催いたします。ご参加お待ちしています。
国内廃止措置の着実、効率的な推進に向けて、2024年4月に、使用済燃料再処理・廃炉推進機構(新認可法人)が設立される。そこで本セッションでは、国内廃止措置推進に向け、新認可法人の目指す姿、担う役割についての共通認識を得るとともに、事業者共通の課題への対応に向けた連携の在り方、廃止措置費用の評価、クリアランス物の活用に向けたステークホルダー関与など、廃止措置に係る主要課題について理解を深める機会とする。さらに、総合討論では、これらの課題に関する意見を交換し、学会に期待される役割について議論する。
座長:渡邊 直子(北大)
日本原子力学会「2023年秋の大会」において、バックエンド部会企画セッション「廃棄物管理のバリデーション・性能担保の考え方」を以下の通り開催いたします。ご参加お持ちしています。
放射性廃棄物管理では、非常に長期間にわたる安全性を確保するための取り組みが様々な立場でなされている。本セッションでは、浅地中処分・中深度処分・地層処分・原子炉運転について、安全性を確保するための考え方や取り組みなどを共有する。次にパネルディスカッションを通じて、原子炉の運転および廃棄物管理の安全性を担保するための各々の考え方と方法論について、コミュニケーションを通じて明確にしていくことの大切さ、また、放射性廃棄物管理の検討成果を規制側の視点でレビューするといった、廃棄物管理に関する規制側と事業者とのコミュニケーションの有用性について、認識を深める。
座長:(Bechtel) 小畑 政道 (1) 浅地中処分の性能の検証および妥当性確認の事例 (日本原燃)小澤 孝 (2) 中深度処分の規制基準の考え方 (原子力規制庁) 青木 広臣、(原子力機構)前田 敏克 (3) 長期間を対象とした高レベル廃棄物の管理 (NUMO) 梅木 博之 (4) 原子炉の運転についての安全確保の考え方 (東京大学) 糸井 達哉 (5) 意見交換・議論「長期の安全性確保に必要なバリデーション」 座長:(Bechtel) 小畑 政道、講演者全員
日本原子力学会「2023年春の年会」において、バックエンド部会企画セッション「燃料デブリ性状把握・推定技術の開発状況と今後の課題」を以下の通り開催いたします。ご参加お待ちしています。
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置において、燃料デブリの試験的取り出しが迫っている。燃料デブリの性状を把握し、得られた成果を燃料デブリの取り出し、保管・管理等の検討に反映することは重要であるが、燃料デブリは生成過程が不明瞭、組成が不均一、難溶解性核種・核分裂生成物・中性子吸収材を含む等の分析・計測を行う上での課題を有している。これらの課題に対応した代表的な研究開発の進捗状況を紹介し、今後の展開について議論を行う。
2023-04-20: 講演者の承諾を得て、講演参考資料のPDFファイルを掲載しました。PDF閲覧パスワードは password です。
座長:(京大)佐々木隆之
日本原子力学会「2022年秋の大会」において、バックエンド部会企画セッション「バックエンドに関する技術開発の取り組みと将来展開」を以下の通り開催いたします。ご参加お持ちしています。
原子力施設の廃止措置は国外でも多くの完了事例があるものの、工期や費用の最適化、安全性向上などの改善・改良ニーズは多々ある一方で、ロボット技術などの非原子力分野も含めた先進的な技術シーズは日々進歩していることから、これらのマッチングを図っていくことが廃止措置の促進には有効である。今後の廃止措置技術開発のあるべき姿について討論する。
座長:(福井大)井口幸弘 (1) 日本原子力研究開発機構におけるバックエンド関連技術開発のこれまでと将来 (JAEA) 目黒義弘 (2) 廃止措置技術開発の方向性 エンドステートに必要なもの (北大) 渡邊直子 (3) 廃止措置技術開発の方向性 実務担当者の立場から (清水建設) 鳥居和敬 (4) パネル討論 バックエンドに関する技術開発の将来展開 座長:(福井大)井口幸弘、 パネリスト:(JAEA) 目黒義弘、(北大) 渡邊直子、(清水建設) 鳥居和敬
日本原子力学会「2021年秋の大会」において、バックエンド部会セッション「地層処分に関する安全コミュニケーション」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
地層処分事業では,事業者が事業の段階ごとに最新知見を反映して処分場の安全性を説明するための文書として「セーフティケース(Safety case)」を取りまとめ,それを拠り所として社会に対して繰り返し説明していくことが求められる。セーフティケースの内容は広範な科学技術分野にわたり,地層処分の安全確保の考え方に特有な論証構造を有しているため,各関連学術分野の専門家にとっても難解であり,安全コミュニケーションを進めるうえでの課題となっている。
本企画セッションでは,地層処分の安全コミュニケーションの現状と課題を共有し,特に各関連学術分野の専門家間のコミュニケーションに焦点を当て,今後の取り組みなどについて議論する。
座長:(原安協)杤山修 (1) なぜ、地層処分なのか - セーフティケースの役割 (NUMO)草野由貴子 (2) セーフティケースへの情報統合 - NUMO包括的技術報告書を例として (NUMO)藤山哲雄 (3) 安全コミュニケーションに関するパネル討論 パネリスト :(神戸大)飯塚敦、(深田地質研究所)下茂道人、(広島大)半井健一郎、 (阪大)廣野哲朗、(東海大)若杉圭一郎
バックエンド部会[環境放射能除染学会共催]
日本原子力学会「2021年春の年会」において、バックエンド部会セッション「除去土壌等の県外最終処分の実現に向けた技術開発と研究の方向性」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
東京電力福島第一原子力発電所事故後の福島県内における除染等の措置に伴い生じた除去土壌等については、中間貯蔵施設の整備・運営が進展している。今後、福島県外での最終処分の実現に向けて、除去土壌等の減容化・安定化・再生利用に係る技術開発が必要である。
本セッションでは、環境放射能除染学会における除去土壌等の処理・処分に関する技術的検討成果を共有し、減容化・安定化処理のオプション選択によって変わるマスバランスの検討や、社会的合意形成のための課題などの論点を提示する。パネルディスカッションでは、バックエンド部会の専門家とともに、技術開発と研究の方向性について議論する。
座長:(電中研)杉山大輔 (1) 除去土壌等の中間貯蔵施設運営と処理技術開発の状況 (国環研)遠藤和人 (2) 減容化処理・最終処分シナリオの多面的評価 (産総研)保高徹生、(国環研)大迫政浩 (3) パネルディスカッション「最終処分の実現に向けた技術的検討の方向性」 ファシリテータ:(国環研)大迫政浩 パネリスト:(国環研)遠藤和人、(産総研)保高徹生、(国環研)山田一夫、 (JAEA)宮本泰明、(電中研)杉山大輔
日本原子力学会「2020年秋の大会」において、バックエンド部会セッション「福島第一原子力発電所の廃炉に伴って発生する廃棄物の現状と今後」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
廃炉作業が進められている東京電力福島第一原子力発電所(1F)では、作業に伴って発生する廃棄物の保管・処理・処分方策の重要性がさらに増している。本セッションでは、1F廃炉における廃棄物の現状と今後の見通し、並びに廃炉・汚染水対策事業(国による研究開発の補助事業)で行われている廃棄物対策関連の取り組みを紹介する。
1F廃炉における廃棄物対策に関連した課題を把握し、今後の1F廃炉促進に向けたバックエンド側からの取り組み・働きかけを検討するため、廃炉完了までを見据えた際に克服しなければならない課題や先行的に着手しておくべき事項についてパネルディスカッションにて議論する。
(1) 福島第一原子力発電所廃炉における廃棄物の現状と将来 | (NDF)加藤和之 |
(2) 福島第一原子力発電所廃炉に関する研究開発動向 | (三菱総研)松本昌昭 |
(3) 固体廃棄物の処理・処分に関する研究開発 | (IRID)吉川英樹 |
(4) パネルディスカッション 「福島第一原子力発電所の廃炉に向けたチャレンジ - 全体工程と固体廃棄物の取り扱い」 ファシリテータ:(三菱総研)近藤直樹 パネリスト:(NDF)加藤和之、(JAEA)駒義和、(北大)小崎完、(原安協)杤山修、(東京電力HD)七田直樹 |
… 新型コロナウィルス感染が拡大している現状を鑑み、開催されず
日本原子力学会「2019年秋の大会」において、バックエンド部会セッション「深地層の研究施設におけるこれまでの成果と今後への期待」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
我が国における深地層の研究施設計画は、原子力機構の東濃地科学センター及び幌延深地層研究センターにおいて、それぞれ平成8年、平成13年から開始され、現在、地下の坑道を利用した調査研究が行われている。また、NUMOは海外の施設を利用した国際共同研究に参加しており、その成果も着実にあげてきている。一方で、原子力機構の平成31年度の計画によれば、瑞浪超深地層研究所については、坑道の埋め戻しに着手することとされるなど、今後、地下研究施設を用いた研究開発環境の変化が予想される。
このような状況を踏まえ、現在までに、我が国の深地層の研究施設において得られた成果や果たしてきた役割を改めて確認するとともに、国内外の地下研究施設での研究開発事例なども参照しながら、今後の深地層研究の在り方について、バックエンド部会の立場から幅広く議論を行う。
(1) 原子力機構における深地層の研究施設計画の成果の概要 | (JAEA)仙波毅 |
(2) 原環センターにおける深地層の研究施設を活用した研究開発について | (原環セ)小林正人 |
(3) 電中研における深地層の研究施設を活用した研究開発について | (電中研)幡谷竜太、田中靖治、長谷川琢磨 |
(4) 海外施設での共同研究例と今後への期待 | (NUMO)藤﨑淳 |
「NUMO包括的技術報告書レビュー」特別専門委員会・[バックエンド部会共催]
日本原子力学会「2019年秋の大会」において、特別専門委員会・バックエンド部会セッション共催「「NUMO包括的技術報告書レビュー特別専門委員会」活動状況」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
NUMO 包括的技術報告書レビュー特別専門委員会のレビューの目的は,サイトが特定されていない段階のセーフティケースとしての包括的技術報告書の記述内容を,客観性、科学的・技術的信頼性の観点から評価することによって,日本における地層処分の実現可能性を確認し,サイト選定の基盤を進展させることである。
本レビューの範囲は包括的技術報告書の「本編」のみであるが,レビューにあたっては適宜関連する付属書および参考文献を参照した。レビューにあたっては,第1章と第2章は全委員で検討し,第3章から第7章については,技術報告書の扱う範囲が,地質環境,工学技術,安全評価と幅広い分野に及んでおり,またセーフティケースとしての信頼性についての総合的な議論も含んでいるため,分野毎にワーキンググループ(地質環境,工学技術,安全評価,セーフティケースとしての信頼性)を設置して具体的な検討を行っている。
レビューにおいては,まず委員がレビューコメントや質問を提出し,各ワーキンググループおよび全員の参加する委員会で,委員から提示された質問に対しては必要に応じて委員会においてNUMOから補足説明を求め,全員の議論を経てメンバー全員が最終的に合意した内容を集約意見とすることとしている。この際,NUMOには,委員会が誤解している点の修正に限り,レビューの中立性を損なわない形で議論に参加してもらっている。
事務局は,委員会の運営管理とレビュー報告書の取りまとめにあたるとともに,技術報告書の追跡可能性の確認を行っている。レビュー委員会においては,サイト選定の前段階におけるセーフティケースとしての科学的・技術的なレベルの信頼性,および,NUMOが今後適切なサイト選定を進めていく上で,各段階で行われるサイト特性調査と工学設計および安全評価に関する技術的能力と方法論の妥当性について,包括的な議論を進めており,レビュー結果を11月までに報告書として取りまとめる予定である。レビュー委員会は,今回のレビュー結果が,技術報告書の科学技術的内容の信頼性を裏付けるものとして社会に受け取られるとともに,国民各層のNUMOに対する信頼が醸成され,地層処分に関する議論を一層喚起することを期待する。
日本原子力学会「2019年春の年会」において、バックエンド部会セッション「廃棄体技術基準の性能規定化と受入基準の導入」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
2018年8月の原子力規制委員会において、第二種廃棄物埋設事業規則改正の骨子案が提示され、当該規則及び関連告示の「廃棄体の技術上の基準」の仕様規定を撤廃し、同技術上の基準の性能規定化が提案されました。また、埋設施設に受け入れる放射性廃棄物を埋設事業者自ら確認するための「廃棄物受入基準」を事業開始前に定めることが提案されました。本提案を踏まえ、廃棄物受入基準の位置づけや同基準への民間規格の取り入れ方等について原子力規制庁と関係する事業者等の意見交換が行われました。
本セッションでは規制当局、事業者、発生者の各講演者より、取り組み状況を説明し、原子力施設の運転及び廃止措置から発生する放射性廃棄物の処理・処分に向けた今後の課題について議論いたします。
(1) 廃棄体の技術基準の性能規定化について | (原子力規制庁) 青木 広臣 |
(2) 廃棄体受入基準策定へむけた取り組み | (JAEA) 仲田 久和 |
(3) 性能規定化を受けた廃棄体製作への取り組み | (電事連)田中 正人 |
(4) 廃棄体固型化技術開発の現状と課題 | (JAEA)大杉 武史 |
バックエンド部会、保健物理・環境科学部会合同セッション
日本原子力学会「2018年秋の大会」において、保健物理・環境科学部会との合同セッション「クリアランスの現状と課題」を以下のとおり2日間にわたり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
今後、わが国においては、原子力施設やRI施設の廃止措置が積極的に進められ、放射性物質の放射能濃度が極めて低く、「放射性物質として扱う必要のないもの」として放射線防護のための管理から外すクリアランスの重要性がますます高まると考えられます。
本セッション1日目では、現在制定されているクリアランスレベルの導出における線量基準の考え方を紹介するとともに、現行の制度で運用されているクリアランスの現状と課題を示します。さらに、表面汚染を伴う物品の搬出に関するガイドラインの概要を示し、今後のクリアランスに向けた課題について議論いたします。
2日目には、現在作業が進められているRS-G-1.7の改訂について、改訂方針とその作業の現状を紹介します。また、福島第一原子力発電所において緊急時被ばく状況から移行した現存被ばく状況における汚染がれきの再利用の考え方の検討例や、使用済み核燃料から回収した有用金属の再利用とクリアランスの考え方の検討例を示し、人の健康への影響が小さい状況での資源の有効活用について議論いたします。
1日目:クリアランスの現状と課題(1) わが国におけるクリアランスの現状と検討状況
座長:(日本アイソトープ協会)大越 実
(1) クリアランスにおける線量規準の考え方 | (電中研) 荻野 晴之 |
(2) わが国におけるクリアランスの現状と課題 | (電事連) 石井 公也 |
(3) 物品搬出ガイドラインとクリアランスら | (JAEA)橋本 周 |
2日目:クリアランスの現状と課題(2) 国際動向と再利用の検討状況
座長:(福山大)占部 逸正
(1) IAEA安全指針 RS-G-1.7 改訂の動向と主な論点 | (電中研) 服部 隆利 |
(2) 福島第一原子力発電所における低線量がれきの限定的な再利用の考え方 | (JAEA)島田 太郎 |
(3) 使用済核燃料から回収した有用元素の再利用とクリアランスの考え方 | (京大)高橋 知之 |
日本原子力学会「2018年春の年会」において、「科学的特性マップの公表と地層処分の実現に向けての取り組み」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています
高レベル放射性廃棄物などの地層処分の仕組みや日本の地質環境等について理解を深めていただくために、国は、地域の科学的特性を全国地図の形で示すこととし、2017年7月28日に 「科学的特性マップ」として公表しました。本セッションでは、科学的特性マップ作成の経緯や目的、マップ作成に用いた要件・基準、マップの概要などについて説明するとともに、科学的特性マップの提示後に原子力発電環境整備機構(NUMO)が実施する処分地選定調査の進め方などについて紹介します。また、これらを踏まえ地層処分の実現に向けての取り組みについて、セッション参加者と意見交換を行います。
(1) 地層処分に関する科学的特性マップ | (METI)吉村 一元 |
(2) 処分地選定調査の考え方 | (NUMO)兵藤 英明 |
(3) 意見交換 |
日本原子力学会「2017年春の年会」において、バックエンド部会セッションとして「福島第一原発事故による環境汚染の回復に伴う汚染廃棄物の管理と除去土壌の減容・再生利用の取り組み」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
東京電力福島第一原子力発電所事故による環境汚染の回復に伴い、事故由来の放射性物質汚染廃棄物及び除去土壌が大量に発生しており、その汚染廃棄物の管理と除去土壌の減容・再生利用への取り組みが重要となります。本セッションでは、汚染廃棄物の管理及び除去土壌の減容・再生利用について、基本的な考え方や現状の技術開発について俯瞰し、今後取り組むべき技術的、社会的な課題について整理した上で、総合討論により参加者との意見交換を行います。
(1) 環境中における事故由来の放射性物質汚染廃棄物の総合的な管理 | (国立環境研究所)遠藤 和人 |
(2) 再生利用を目指した粘土鉱物へのCs吸脱着機構解明 | (JAEA)矢板 毅 |
(3) 中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略の概要 | (環境省)金子 悟 |
(4)除去土壌の再生利用の安全評価 | (JAEA)澤口 拓磨 |
(5)低レベル放射性廃棄物の処分費用の積算方法 | (JAEA)仲田 久和 |
(6)総合討論 |
日本原子力学会2016年秋の大会において、バックエンド部会セッション「ガラス固化体の実力は?−地層処分におけるガラス固化体性能評価の現状」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
ガラス固化体は核燃料サイクルから発生する全放射能の大半を含有する廃棄物であり、多種の放射性核種を化学的に安定なホウケイ酸ガラスのマトリクス中に固溶という形態で安定に閉じ込めた廃棄体である。従って、その核種保持性能は高レベル放射性廃棄物の冷却保管から地層処分までの数万年以上にわたる長期の安全性を担保する重要な役割を担っている。近年、フランスおよび米国を中心としてガラス固化体の性能を再確認する動きが始まっており、国際協力研究が活発になっている。本セッションでは近年の国際協力研究の背景と内容について紹介するとともに、日本の今後の研究の進め方について議論する。
座長: (JAEA) 亀井 玄人
テーマ:ガラス固化体の実力は?
(1) 性能評価の観点から | (東海大学) 大江 俊昭 |
(2) 世界の研究の現状 | (九州大学) 稲垣 八穂広 |
(3) 基礎研究の観点から | (千葉大学) 大窪 貴洋 |
(4) 計算科学の観点から | (日揮) 千葉 保 |
(5) 日本の研究の現状と課題 | (JAEA) 三ツ井誠一郎 |
(6) ディスカッション | 司会 (NUMO) 石黒 勝彦 |
日本原子力学会「2016年春の年会」において、バックエンド部会セッションとして「福島原発事故で発生した廃棄物の合理的な処理・処分システム構築に向けた基盤研究」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
本セッションでは、科学研究費(基盤研究(S)24226021)の一環として実施された研究の成果を、バックエンド部会,再処理・リサイクル部会の共催で紹介します。
福島第一原子力発電所事故では、事故発生時応急的な核燃料冷却のため、海水が原子炉内に注入されたことから、通常のプロセスから発生する放射性廃棄物には該当しない異質な性状の廃棄物が発生しました。そこで、新たな科学的知見の取得と新しい概念に基づく処理・処分法の研究・開発が必要となっています。
本研究では、福島原発事故で発生した汚染物の合理的な処理・処分システム構築に向け、廃棄物の性状評価-除染・処理-廃棄物の保管・管理-廃棄物の最終処分の各プロセス間の整合性を考慮し、プロセス全体としての合理性を図った処理・処分システムの開発のための基盤研究を行いました。本セッションでは、その結果を紹介します。
(1) 本研究の背景と目的 | (東京工業大学)池田 泰久 |
(2) 廃棄物性状評価研究の成果 -燃料デブリの性状評価と放射性物質の溶出挙動評価- |
(東北大学)佐藤 修彰 |
(3) 廃棄物処理研究の成果 -固体廃棄物の除染・減容固化法及び液体廃棄物の分離・吸着法の評価- |
(東北大学)三村 均 |
(4)廃棄物処分研究の成果 -高塩濃度及び従来と異なる廃棄物が処分に与える影響評価- |
(九州大学)出光 一哉 |
日本原子力学会「2015年秋の大会」において、日仏合同セッションとして「廃止措置に向けた原子力施設における放射能特性評価」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
本セッションは、バックエンド部会主催,国際活動委員会との共催として開催します。
日本では、現時点で運転期間30年を越える複数の原子力発電所が、近い将来、順次廃止措置に移行していくものと予想されます。廃止措置は、安全確保を最優先にしながら、経済的観点にも留意し、工法や工程を適正化してコストの最適化を図ることが重要と考えられます。本セッションでは、このような廃止措置の計画立案、実施のための基礎情報を得るために、その準備としての施設の放射能特性評価(放射能インベントリ評価)の実績と現状を紹介します。
また、フランス原子力学会と合同で実施し、フランスからは、廃止措置における廃棄物管理に関する講演を予定しています。
(1) Experience of the radioactivity inventory evaluation in NPP in Japan (Experience in JPDR) | (JAEA) Taro SHIMADA |
(2) Radiological characterization for commercial nuclear power plant in Japan | (IAE/JAPC) Ken-ichi TANAKA |
(3) Sampling and analysis of BSW concrete of commercial nuclear power plant | (Shimizu Corp./JAPC) Kazuyuki TORII |
(4) AREVA’s D&D experience, from planning to waste conditioning and management | (AREVA NC) François ROUX |
日本原子力学会「2015年春の年会」において、合同セッション1として「福島第一原子力発電所 汚染滞留水処理の現状と今後の課題」を以下のとおり開催いたします。皆さまの参加をお待ちしています。
本セッションは、水化学部会との共催で開催します。
福島第一原子力発電所事故の収束に向けた対応の中で、汚染滞留水の処理が喫緊の課題であることは言を俟たず、種々の放射能除去対策が逐次適用されてきています。このうち、至近ではセシウム、ストロンチウムに代表される核種の除去性能の向上、処理量の増大が最重要課題となっています。また、これらの処理に伴い、吸着材等に代表される二次廃棄物が発生、蓄積しており、将来二次廃棄物の処理処分が次なる課題となる可能性があります。
水化学部会としては、これまで継続的に福島汚染滞留水処理の問題を取り上げてきましたが、今回、バックエンド部会と合同の企画セッションとして、それぞれの部会の立場から、汚染滞留水処理、貯留中の放射性セシウム除去後の汚染水処理、およびこれらの二次廃棄物処理処分に関わる課題と提言を、広く学会員の皆さまに発信したいと考えております。
本セッションにおいて、当課題や取組みの現状を報告し、率直な質疑やご意見をいただければと考えております。
1.バックエンド部会,水化学部会合同セッション「福島第一原子力発電所 汚染滞留水処理の現状と今後の課題」
座長(東芝)高木純一
(1)福島第一原子力発電所の汚染水対策の現状と今後
(東京電力)山下理道
(2)汚染滞留水処理技術とその成果 1)セシウム除去装置,多核種除去装置
(東芝)池田 昭
(3)汚染滞留水処理技術とその成果 2)塩分除去装置,サブドレン水他浄化設備
(日立GE)川嵜 透
(4)汚染水処理二次廃棄物の現状と処理処分に向けた取り組み
(IRID,JAEA)目黒義弘
日本原子力学会「2014年秋の大会」において、総合講演・報告Ⅰとして「福島第一原子力発電所事故により発生する放射性廃棄物の処理・処分」特別専門委員会報告「廃棄物情報の整理と課題解決に向けた考慮事項」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
本セッションは、「福島第一原子力発電所事故により発生する放射性廃棄物の処理・処分」特別専門委員会との共催で開催します。
日本原子力学会では、東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置に向けた作業の進展に寄与することを目的として、処理・処分に関する研究開発課題について専門的立場から検討を行うとともに適切な助言を行うための「福島第一原子力発電所事故により発生する放射性廃棄物の処理・処分」特別専門委員会を平成24年度に設立しました。平成24年度においては、福島第一原子力発電所事故により発生する放射性廃棄物を、安全に処理・処分するための技術的見通しを得るための研究開発の考え方をとりまとめ、推進上の課題及び問題点について整理しました。平成25年度においても本特別専門委員会の活動を継続し、福島事故廃棄物の処理・処分の研究開発を円滑かつ効率的に進めるための調査・検討を実施しました。
本セッションにおいては、本特別専門委員会での検討成果を報告し、今後の研究開発の進め方について議論を行います。
座長 (原子力安全研究協会)杤山 修
(1) 全体概要 | (東北大学)新堀 雄一 |
(2) 福島第一原子力発電所事故廃棄物の特徴 | (原子力機構)高橋 邦明 |
(3) 処理・処分に係る研究開発の課題 | (電力中央研究所,アサノ大成基礎エンジニアリング)河西 基 |
(3) 処理・処分に係る研究開発計画の考え方 | (原環センター)大和田 仁 |
日本原子力学会「2013年秋の大会」において,バックエンド部会セッション「福島第一原子力発電所事故に起因する環境修復の進展に向けて」が以下のとおり開催されます。皆様の参加をお待ちしています。
本セッションは,福島第一原子力発電所事故に起因して汚染された地域の環境修復に関して,学会員の理解を深め,さらなる進展に資するために,「原子力安全調査」専門委員会クリーンアップ分科会との共催で開催します。まず,クリーンアップ分科会の活動を通じた環境修復と廃棄物処理・処分に関する現状と課題,そして,現地におけるモデル除染事業の活動やIAEA専門家会議等での議論を通じて明らかになった技術的な課題と解決策に関する二つの話題提供を行います。続いて,今後の環境修復のさらなる進展に向けて,学会員あるいは個人として何をすべきか,講演者・コメンテーターおよび会場の皆様とともに討論を行います。
座長(東海大学)大江 俊昭
(1) 環境修復活動における実践と課題 | (東北大)佐藤 修彰 |
(2) 環境修復技術の現状と今後の課題 | (JAEA)田川 明広 |
(3) 総合討論 講演者,コメンテーター | (東芝)藤田 玲子,(JAEA)中山 真一 |
日本原子力学会「2013年春の年会」において,バックエンド部会セッション「福島第一原発事故に伴う放射性物質の環境中の長期的な移行挙動について」が以下のとおり開催されます。皆様の参加をお待ちしています。
福島第一原発事故に伴い発生した環境中の放射性物質は、自然環境の様々な効果により沈着状況は長期間にわたって変化していくことが考えられます。適切な除染対策の選択や住民の方々の将来設計を進めていくためには、放射性物質の長期的な影響の詳細把握が重要になります。そこで、放射性物質の土壌等における沈着量や放射性物質の移行状況に関する調査結果、放射性物質の環境中移行メカニズム、さらに、これらの情報に基づいた将来の汚染分布状況のモデル化について、学識経験者の方々に、最新研究の報告をしていただきます。さらに、今後の適切な除染、線量評価等のために取り組むべき課題について、フロアーの方々を交えて議論を行います。
座長(金沢大学)長尾 誠也
(1) 環境中の広域汚染分布の状況 | (JAEA) 斎藤 公明 |
(2) 放射性物質の環境中移行メカニズム | (筑波大)恩田 裕一 |
(3) 将来の汚染分布状況に対するモデル化 | (京大) 高橋 知之 |
(4) 総合討論 |
日本原子力学会「2012年秋の大会」において,バックエンド部会セッション「地層処分事業の着実な実施に向けて」が,以下の通り開催されます。皆様の参加をお待ちしています。
原子力発電環境整備機構(NUMO)は,2011年9月に『地層処分事業の安全確保(2010年度版)』を公表し,更に,東日本大震災を踏まえた追加的な検討を行いました。一方,東日本大震災や東京電力福島第一発電所の事故を契機として,原子力事業を取り巻く社会情勢は非常に厳しいものがあり,地層処分事業の実現のためにより一層の努力が求められる状況にあります。そこで本セッションでは,まずNUMOから,地層処分技術の現状と大震災を踏まえた今後の取り組みについて報告します。また学識経験者から,事業者を始めとした関係者が今後進むべき方向性について提言をいただきます。最後にこれらの発表を踏まえて,地層処分の実現に向けて取り組むべき課題について,フロアーの方々を交えて議論を行います。
座長(東北大学)新堀 雄一
(1) 地層処分の実施に向けた技術的取り組み ‐東日本大震災を踏まえて‐ | (NUMO) 田村明男 |
(2) 地層処分の実施に向けて進むべき道 | (原安協) 杤山 修 |
(3) 総合討論 | 座長,講演者,その他 |