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journal:volxx [2023/01/30 17:55]
ss12955jp
journal:volxx [2023/12/18 15:30] (現在)
henmi.ko [研究論文]
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 +===== 会議参加記 =====
 +〔2023年11月21日 掲載 2件〕
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 +  *「第39回バックエンド夏期セミナー」参加報告\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231120-1.pdf\\ 高橋友恵
 +  *日本原子力学会2023 年秋の大会バックエンド部会企画セッション 廃棄物管理のバリデーション・性能担保の考え方\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231120-2.pdf\\ 田中真悟
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 ===== 研究論文 ===== ===== 研究論文 =====
-〔2023年130日 掲載〕 +〔2023年1023日 掲載 2件 
-  *<fs large>波長スキャンキャビティングダウン分光法を用いた水素酸素同位体比分析へ適用を目的とし微量サンプルからの塩分・微粒子除去法検討</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-230125.pdf\\ 中田弘太郎 長谷川琢磨+ 
 +  *<fs large>多層構造の人工バア概念設計のための核種移行遅延機能の簡易評価\\ ‐各層からの定常放出フラックス一括導出‐ 
 +</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231018-01.pdf\\ 大江俊昭、稲井隆将、矢込吉則、若杉圭一
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-今後の処分事業伴う調査においては,サンプル量が少なく,イオン濃度が高く,微粒子や有機物を多く含む地下水あるいは間隙水サンプルの特性分析てい必要が生じる可能性が高い.水素酸素同位体比は地下水の移行挙動を理解る上で重要な情報であり,現在波長スキャンキャビティリングダウン分光法(CRDS 法)で分析されることい.CRDS 法における水素酸素同位体比分析では塩分や微粒子・有物により正確な定量が阻害される可性がある.そこで本研究では,CRDS 法の前処理として塩分や微粒子等除去する手法ついて検討した.微量のサンプルを蒸留するための試験系を構築し蒸留後サンプル回収するための最適な条件設定した.蒸留前後のサンプルにおける同位体比分析の結果から,蒸留法サンプルの塩分粘土鉱物や岩石片由来の微粒子除去して同位体比を分析するのにしているが確認できた.一方,有機物多量含む泥水サンプル蒸留する水素同位体比ずれることわかった.さらに溶液から室温で水蒸気発生させ水蒸気を分析する手法(水蒸気直接測定法)についても検討した.水蒸気直接測定も,塩分濃度高い・粘土微粒子を多く含むサンプルは同位体比正確定量可能であることが確認.有機物を多量含む泥水サンプルついては,泥水の混入割合25 %までは水蒸気直接測定法によりサンプルの水素酸素同位体比を分析できることがわかった.+設計プロセス核種移行解析結果フィードバックやすくすることを目的に,層構造人工バリアが持つ核種移行遅延機能を簡易評価するため各層から定常放出フラックス導出する手順整備した.本手順は,人工バリア構成する個々領域して両端フラックスを未知数として形式的に与えて定常解を導出し,連立程式解いて各領域界面おける未定フラックス直接かつ同時に決定するものであり入口定フラックスで,出口自然境界ゼロ濃度,ミキシグセの 3 条件に対する定式化行ない仮想的な多層人工バリアに対する評価を行った.また,本は層の追加容易あり,劣化層など層間挿入することで,バリアの一部状態を変化場合も,迅速かつ確実得られることを示した.
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 +  *<fs large>15年間吹付コンクリートに接した軽石凝灰岩のアルカリ影響</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231018-02.pdf\\ 新橋美里、横山信吾、渡邊保貴、吉川絵麻、湊大輔
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 +> 放射性廃棄物処分施設では,セメント系材料由来のアルカリ環境でベントナイトが変質することが懸念されている.本研究では,アルカリ環境における二次生成物の沈殿反応を理解するためのインダストリアルアナログ研究として,吹付コンクリートと軽石凝灰岩に関する約 15 年間の相互作用を調べた.その結果,吹付コンクリートと接する数 mm もしくは数 cm の範囲の岩盤では,火山ガラス等の非晶質な初期物質の溶解に伴い,Ca/Si 比が 0.7 程度,もしくはそれより Ca や Al に若干富む非晶質な C-(A-)S-H が生成していることがわかった.岩石の間隙水のアルカリ影響領域は少なくとも界面から 9 cm に及ぶものの,間隙率や透水性は界面から数 mm 以深では変化していなかった.このようなアルカリ影響領域は,地下水や溶存イオンの移流・拡散を含む複合的な要因によって決まっていることが推察された.本研究や既往の知見より,ベントナイト系材料のアルカリ変質反応では C-(A-)S-H からトバモライト等への変遷を想定することが必要なものの,本調査地のような低温条件であれば,その変遷は少なくとも十数年以降に生じると示唆された.
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 +===== 会議参加記 ==
 +〔2023年5月15日 掲載〕
 +  *「2022 年度バックエンド週末基礎講座」参加報告\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-230512.pdf\\ 花房拓豊
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 +===== 研究論文 =====
 +〔2023年1月30日 掲載〕
 +  *<fs large>波長スキャンキャビティリングダウン分光法を用いた水素酸素同位体比分析への適用を目的とした微量サンプルからの塩分・微粒子除去法の検討</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-230125.pdf\\ 中田弘太郎 長谷川琢磨
 +<WRAP indent>
 +> 今後の処分事業に伴う調査においては,サンプル量が少なく,イオン濃度が高く,微粒子や有機物を多く含む地下水あるいは間隙水のサンプルの特性を分析していく必要が生じる可能性が高い.水素酸素同位体比は地下水の移行挙動を理解する上で重要な情報であり,現在波長スキャンキャビティリングダウン分光法(CRDS 法)で分析されることが多い.CRDS 法における水素酸素同位体比の分析では塩分や微粒子・有機物により正確な定量が阻害される可能性がある.そこで本研究では,CRDS 法の前処理として塩分や微粒子等を除去する手法について検討した.微量のサンプルを蒸留するための試験系を構築し,蒸留後のサンプルを回収するための最適な条件を設定した.蒸留前後のサンプルにおける同位体比分析の結果から,蒸留法はサンプルの塩分,粘土鉱物や岩石片由来の微粒子を除去して同位体比を分析するのに適しているのが確認できた.一方,有機物を多量に含む泥水サンプルを蒸留すると,水素同位体比がずれることがわかった.さらに,サンプル溶液から室温で水蒸気を発生させ,水蒸気を分析する手法(水蒸気直接測定法)についても検討した.水蒸気直接測定法も,塩分濃度が高い・粘土微粒子を多く含むサンプルでは同位体比を正確に定量可能であることが確認された.有機物を多量に含む泥水サンプルについては,泥水の混入割合が25 %までは水蒸気直接測定法によりサンプルの水素酸素同位体比を分析できることがわかった.
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 ===== 研究論文 ===== ===== 研究論文 =====
Permalink journal/volxx.1675068938.txt.gz · 最終更新: 2023/01/30 17:55 by ss12955jp

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