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journal:volxx [2022/11/01 12:11]
ss12955jp
journal:volxx [2023/12/18 15:30] (現在)
henmi.ko [研究論文]
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 +===== 会議参加記 =====
 +〔2023年11月21日 掲載 2件〕
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 +  *「第39回バックエンド夏期セミナー」参加報告\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231120-1.pdf\\ 高橋友恵
 +  *日本原子力学会2023 年秋の大会バックエンド部会企画セッション 廃棄物管理のバリデーション・性能担保の考え方\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231120-2.pdf\\ 田中真悟
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 ===== 研究論文 ===== ===== 研究論文 =====
-20221101日 掲載〕 +20231023日 掲載 2件
-  * https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-221101-01.pdf +
-  * https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-221101-02.pdf+
  
 +  *<fs large>多層構造の人工バリア概念設計のための核種移行遅延機能の簡易評価\\ ‐各層からの定常放出フラックスの一括導出‐
 +</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231018-01.pdf\\ 大江俊昭、稲井隆将、矢込吉則、若杉圭一郎
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 +> 設計プロセスに核種移行解析の結果をフィードバックしやすくすることを目的に,多層構造の人工バリアが持つ核種移行遅延機能を簡易に評価するために,各層からの定常放出フラックスを導出する手順を整備した.本手順は,人工バリアを構成する個々の領域に対して両端のフラックスを未知数として形式的に与えて定常解を導出し,連立一次方程式を解いて各領域界面における未定フラックスを直接かつ同時に決定するものであり,入口が定フラックスで,出口が自然境界,ゼロ濃度,ミキシングセルの 3 条件に対する定式化を行ない,仮想的な多層人工バリアに対する評価を行った.また,本法は層の追加が容易であり,劣化層などを層間に挿入することで,バリアの一部が状態を変化させた場合にも,迅速かつ確実に解が得られることを示した.
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-  *<fs large>地下水溶存物質着目した深部流体起源と影響領域の評価手法の検討</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-221101-01.pdf\\ 富岡祐一 近藤浩文 楠原文武 長谷琢磨 太田朋子+  *<fs large>15年間吹付コンクリートした軽石凝灰岩アルカリ影響</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-231018-02.pdf\\ 新橋美里、横山信吾、渡邊保貴、吉絵麻、湊大輔
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-高レベル放射性廃棄物処分地選定においては,地下深部からの流入が想定される深部流体の調査・評価が必要ある.深部流体のうち,スラブ起源水高温高塩濃度,高 CO2 濃度,低 pH という特徴を持つもがあり,処分環境へ流入した場合に悪影響を及ぼすことが懸念されている.そのためスラブ起源水流入判別する方法構築が必要である.深部流体の定義は非天水起源の地下水の総称としたものやいわゆスラブ起源水深部流体としもあり文献により異な.また国内さまざま地域で研究事例,溶存物質環境の検討を併せて起源水の推定なされているが,それぞれの共通し特徴を整理した事例に乏しいそこで本研究では,既往文献調査に基づく,深部流体形成機構のまとめと起源水の定義を行うとともに,30 上におよぶ採水調査を実施,既往文献結果と併せ溶存物質の特徴を再整理して深部流体の起源を判別する方法の検討を行った.結果,Cl 濃度,He 同位体比,水の安定同位体比ならびに溶存イオン,溶存ガス用いて定性ではあるが起源水の定が可能ること,溶存物質は深部流体影響領域を評価きる可能性があるた.+> 放射性廃棄物処分施設では,セメント系材料由来アルカリ環境でベントナイトが変質ことが懸念されている.本研究ではアルカリ環境における二次生成物沈殿反応理解するためインダストリアルアナログ研究とし吹付コンクリートと軽石凝灰岩に関す約 15 年間相互作用調べ.そ結果吹付コンクリートと接す数 mm もしくは数 cm の範囲の岩盤では火山ガラス等非晶質初期物質溶解に伴い,Ca/Si 比が 0.7 程度,もしくはそれより Ca や Al に若干富む非晶な C-(A-)S-H 生成していることわかった.岩石間隙水のアルカリ影響領域は少なくとも界面から 9 cm 及ぶものの間隙率や透水性は界面ら数 mm 深では変化していなかった.ようなアルカリ影響領域は地下溶存イオンの移流・拡散含む複合な要因によって決まっていことが推察された.本研究や既往の知見より,ベントナイト系材料のアルカリ変質反応は C-(A-)S-H からトバモライト等への変遷を想定することが必要なものの本調査地ような低温条件であれば,その変遷は少なくとも十数年以降に生じると示唆された.
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 +===== 会議参加記 ==
 +〔2023年5月15日 掲載〕
 +  *「2022 年度バックエンド週末基礎講座」参加報告\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-230512.pdf\\ 花房拓豊
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 +===== 研究論文 =====
 +〔2023年1月30日 掲載〕
 +  *<fs large>波長スキャンキャビティリングダウン分光法を用いた水素酸素同位体比分析への適用を目的とした微量サンプルからの塩分・微粒子除去法の検討</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-230125.pdf\\ 中田弘太郎 長谷川琢磨
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 +> 今後の処分事業に伴う調査においては,サンプル量が少なく,イオン濃度が高く,微粒子や有機物を多く含む地下水あるいは間隙水のサンプルの特性を分析していく必要が生じる可能性が高い.水素酸素同位体比は地下水の移行挙動を理解する上で重要な情報であり,現在波長スキャンキャビティリングダウン分光法(CRDS 法)で分析されることが多い.CRDS 法における水素酸素同位体比の分析では塩分や微粒子・有機物により正確な定量が阻害される可能性がある.そこで本研究では,CRDS 法の前処理として塩分や微粒子等を除去する手法について検討した.微量のサンプルを蒸留するための試験系を構築し,蒸留後のサンプルを回収するための最適な条件を設定した.蒸留前後のサンプルにおける同位体比分析の結果から,蒸留法はサンプルの塩分,粘土鉱物や岩石片由来の微粒子を除去して同位体比を分析するのに適しているのが確認できた.一方,有機物を多量に含む泥水サンプルを蒸留すると,水素同位体比がずれることがわかった.さらに,サンプル溶液から室温で水蒸気を発生させ,水蒸気を分析する手法(水蒸気直接測定法)についても検討した.水蒸気直接測定法も,塩分濃度が高い・粘土微粒子を多く含むサンプルでは同位体比を正確に定量可能であることが確認された.有機物を多量に含む泥水サンプルについては,泥水の混入割合が25 %までは水蒸気直接測定法によりサンプルの水素酸素同位体比を分析できることがわかった.
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 +===== 研究論文 =====
 +〔2022年11月01日 掲載〕
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 +  *<fs large>地下水溶存物質に着目した深部流体の起源と影響領域の評価手法の検討</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-221101-01.pdf\\ 富岡祐一 近藤浩文 楠原文武 長谷川琢磨 太田朋子
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 +> 高レベル放射性廃棄物の処分地選定においては,地下深部からの流入が想定される深部流体の調査・評価が必要である.深部流体のうち,スラブ起源水は高温,高塩濃度,高 CO<sub>2</sub> 濃度,低 pH という特徴を持つものがあり,処分環境へ流入した場合に悪影響を及ぼすことが懸念されている.そのため,スラブ起源水の流入を判別する方法の構築が必要である.深部流体の定義は非天水起源の地下水の総称としたものや,いわゆるスラブ起源水のみを深部流体としたものもあり,文献により異なる.また,国内のさまざまな地域での研究事例があり,溶存物質や地質環境の検討を併せて起源水の推定がなされているが,それぞれの共通した特徴を整理した事例に乏しい.そこで本研究では,既往文献調査に基づく,深部流体の形成機構のまとめと起源水の定義を行うとともに,30 か所以上におよぶ採水調査を実施し,既往文献結果と併せて溶存物質の特徴を再整理して深部流体の起源を判別する方法の検討を行った.その結果,Cl 濃度,He 同位体比,水の安定同位体比ならびに溶存イオン,溶存ガスを用いて定性的ではあるが起源水の推定が可能であること,溶存物質は深部流体の影響領域を評価できる可能性があることを示した.
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 +〔2022年11月01日 掲載〕
   *<fs large>膨潤圧試験中のベントナイトの膨潤圧変化に与える吸水圧縮挙動の影響</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-221101-02.pdf\\ 高山裕介 佐藤大介 菊池広人   *<fs large>膨潤圧試験中のベントナイトの膨潤圧変化に与える吸水圧縮挙動の影響</fs>\\ https://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-221101-02.pdf\\ 高山裕介 佐藤大介 菊池広人
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 ===== 特集①:日本原子力学会 2021秋の年会 バックエンド企画セッション == ===== 特集①:日本原子力学会 2021秋の年会 バックエンド企画セッション ==
Permalink journal/volxx.1667272293.txt.gz · 最終更新: 2022/11/01 12:11 by ss12955jp

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