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journal:volxx [2016/04/28 09:45]
ss12955jp 〔先行公開〕研究論文1件を追加
journal:volxx [2017/04/03 09:51]
ss12955jp 研究論文の先行公開
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 ====== 先行公開版(巻、号は未確定) ====== ====== 先行公開版(巻、号は未確定) ======
-  - このセクションでは、今後発行される部会誌に収録予定の研究論文、技術報告などを先行公開しています。\\ (巻、号は未確定) +このセクションでは、今後発行される部会誌に収録予定の研究論文、技術報告などを先行公開しています。\\ (巻、号は未確定) 
-  - 掲載記事の著作権は日本原子力学会に帰属します。 + 
-  転載する際は、{{:journal:JNUCE転載許可申請書様式.doc|バックエンド部会誌・転載許可申請書}}を提出してください。+/* 転載許諾に関するおことわり */ 
 +{{section>:journal:copyright#coptlight&noheader&nofooter&doindent&noeditbutton}}
  
  
 ===== 研究論文 ===== ===== 研究論文 =====
-2016年4月28日 掲載〕 +2017年4月3日 掲載〕 
-  * <fs large>超深地層研究所計画おけ地域社会と共生に向けた活動から学んだ教訓 -手続き的公正さと分配的公正さの視点から- +  * <fs large>地層処分人工バリアの設定値関す考察 (1)ガラス固化体溶解寿命</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-170303.pdf]]\\ 大江俊,若杉圭一郎
-</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160401.pdf]]\\ 西尾和久、澤英+
  
 <WRAP indent> <WRAP indent>
-> 日本原子力研究開発機構では,これまで20年にわたり,高レベル放射性廃棄物の地層処分技術基盤研究開発行う深地層の研究施設の1つとて超深地層研究所計画を進めてきた.本計画を1995年に公表した当時,地域社会において本計画高レベル放射性廃棄物の地層処分施設設置つながるのではないかの不信感懸念生じたため,原子力機構,地域社会との共生向けた活動を行った.本稿原子力機構が本計画おいて実施し地域社会と共生向けた活動,NIMBY 的施設の立地選定プロセスの社会心理学的評価フレームとして取り上げられている手続き的公さと配的公平さの2 の視点規範的に分析した.結果,手続き的公正さいう観点は代表的な市民参加地域パートナーシップ期の構築重要であことそしてそ場において分配的公正さなど熟慮するために情報提供や財政的支援支えていくことが重要であることを示唆した.+> 地層処分におけるガラス固化体溶解寿命再評価した.国での地層処分の技術的可能性を論じた報告では,時間と共処分温度低下すとや表面積減少することなどを無視しているため,ガラス固化体の溶解寿命約7 万年過小評価されている.しかし,これら変化は物理的確実に起こるものであるので,これらを無視せず再評価を試み.表面積変化を考慮するため亀裂有するガラ固化体を3つモデル,すわち,単一板,単一粒径の小球群,べき乗粒径布を持小球群,表現した.すべてのモデル全体積円柱状のガラス固化体同じ,製造時割れ考慮して全表面積は円柱状のそれの10倍とし.寿命評価結果,初50%溶解すまでの時間は3つモデルとも7万年超え溶解寿命は17~70万年とった.これから,従来の評価はガラス固化体が核種を保持する能力が過小評価されていることが判った.
 </WRAP> </WRAP>
  
 +〔2017年3月4日 掲載〕
 +  * <fs large>3次元輸送計算コードMCNPを用いた森林除染による空間線量率の低減効果の検討</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-170204.pdf]]\\ 邉見光,山口徹治,武田聖司,木村英雄
  
 +<WRAP indent>
 +> 福島第一原子力発電所の事故起源の放射性セシウムにより汚染された森林の除染に関して,居住区域における空間線量率が効果的に低減する線源の条件や除染の範囲を解析し,検討した.線源を134Cs および137Cs を含む堆積有機物層(A0層)と表層土(A1 層)とし,モンテカルロ法による3次元輸送計算コードMCNP を用いて空間線量率を算出した.森林斜面の数,汚染の分布状態,森林土壌中の放射性セシウムの量,森林土壌の傾斜角,除染範囲,林縁から評価点までの距離,評価点の高さをパラメータとした.その結果,汚染の分布状態が均一の場合,林縁から20 m までのA0 層の除染が,空間線量率の低減に効果的であることがわかった.一方,林縁から20 m 以遠の汚染が20 m 以内よりも高いような,汚染の分布状態が不均一の場合,A1 層に比べA0 層に含まれる放射性セシウムの量が多い条件においてのみ,林縁から40 m までのA0 層の除染により,空間線量率が顕著に低減した.
 +</WRAP>
  
-〔2016年2月22日 掲載〕 + 
-  * <fs large>Sorption behavior of thorium onto montmorillonite and illite</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160121.pdf]]\\ Yoshihisa IIDA,  Logan BARR, Tetsuji YAMAGUCHI, Ko HEMMI+ 
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 +〔2016年8月22日 掲載〕 
 +  * <fs large>深部結晶質岩マトリクス部における微小移行経路と元素拡散現象の特徴</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160709.pdf]]\\ 石橋正祐紀,笹尾英嗣,濱克宏
  
 <WRAP indent> <WRAP indent>
-> 高レベル放射性廃棄物処分の安全評価において,Th-229は重要核種の一つである.モンモリロナイびイライト対象としThバッチ収着試験をpHおび炭酸濃度をパラメータ実施した.モンモリロナイトする分配係数イライトに比べ高示した.分配係数炭酸濃度上昇に伴い減少,pH 10付近極小値た. +> 花崗岩などの結晶質岩では,割れ目周辺のマトリクス部への物質の拡散(マトリクス拡散)が,物質の希釈や遅延に効果があることが知られている.そのため,高レベル放射性廃棄物の地層処分の安全評価において,マトリクス拡散現象は重要である.これまでに,岩石のマリクス部が熱水等にる変質被ってい場合,マトリクス部空隙率が高くなりマトリクス拡散にる遅延効果が高くなるこが指摘されいるものの,変質の少ないマトリクス中での“マトリクス拡散”に着目した研究は少ない我が国分布する花崗岩体の多く,肉眼観察では変質を認めることができないマリクス部でも,花崗岩マグマが冷却し固結した際生じる熱水による初生的な変質を被ってる場合があり,この影響検討すること重要であると考えられる.そこで,瑞浪超深地層研究所地下300m および500m で採取た肉眼観察変質認めることのできない花崗岩のマトリクス部を対象とて,微視的空隙分布検討しマトリクス拡散に与える影響を考した.その結果,マトリクス部で,初生的な変質により斜長石内部に選択的に微視的空隙が形成されていこと,そしてこ空隙はマトリクス拡散経路として機能し,物質移行の遅延効果を増長するものと考えられ.このことは我国の花崗岩体(結晶質岩)のバリア機能を補強する特徴として重要である
-> Th収着挙動を,静電項を考慮しない表面錯体モデル(NEM)により解析した.モデル計算は実験結果をよく説明し分配係数の減少、Thの水酸化炭酸錯体形成による溶存種安定化によるものであることが示唆された+
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 \\ \\
-===== 技術報告 ===== +===== 会議参加記 ===== 
-〔2016年316日 掲載〕 +〔2016年1026日 掲載〕 
-  * <fs large>幌延URLにおける低アルカリセメント系材料適用性確認</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160223.pdf]]\\ 雅、丹生屋純夫、南出賢司+  * <fs large>「第32回バックエンド夏期セミナー」参加報告</fs>\\ http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160913.pdf \\ 古川静枝 
 +  * <fs large>日本原子力学会2016 秋の大会バックエンド部会企画セッション\\ 
 +    「ガラス固化体の実力は?-地層処分におけるガラス固化体能評価現状-」参加報告</fs>\\ 
 +     http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160926.pdf  \\ 
 +     亀井玄人 
 + 
 + 
 +〔2016年9月1日 掲載〕 
 +  * <fs large>「ICONE24(International Conference on Nuclear Engineering 24)」参加記</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160810.pdf]]\\ 栄徳 
 + 
 +\\ 
 +===== 研究紹介 ===== 
 +〔2016年10月26日 掲載〕 
 +  * <fs large>次世代再処理ガラス固化技術基盤研究事業の全体概要について</fs>\\  
 +    http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160927.pdf \\ 
 +    三浦吉幸,牧隆,福井寿樹,三浦信之,塚田毅志 
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 +================================================================== 
 +*/ 
  
-<WRAP indent> 
-> 高レベル放射性廃棄物の地層処分施設において,坑道の空洞安定性確保や周辺岩盤のゆるみ領域の抑制,掘削に伴う湧水量の抑制のため,セメント系材料を用いた吹付けコンクリートやグラウトが検討されている.これらの材料の影響で坑道周辺の地下水のpH が高アルカリ化することにより,緩衝材を構成するベントナイトや周辺の岩盤を変質させ,人工バリアおよび天然バリアとしての性能に影響を与えることが懸念されている.このような影響を低減するために,国立研究開発法人日本原子力研究開発機構では,普通ポルトランドセメントにポゾラン材料を混合した低アルカリ性セメント(以下,HFSC)を開発し,化学的特性,機械的特性,施工性などについて検討を実施してきた.本報告では,HFSC を吹付けコンクリートとして,幌延深地層研究センター地下施設の深度350m 調査坑道の施工に適用し,施工性について確認した.その結果,HFSC が現地のプラントを用いて製造可能であること,地下施設の設計基準強度を上回る強度発現が可能であること,および地下施設の通常の施工に使用されているセメント系材料と同等の施工性を有することが確認され,HFSC の地下坑道への適用性が確認された. 
-</WRAP> 
  
  
Permalink journal/volxx.txt · 最終更新: 2024/05/13 15:28 by ss12955jp

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