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journal:volxx [2016/04/28 09:45]
ss12955jp 〔先行公開〕研究論文1件を追加
journal:volxx [2016/08/22 09:11]
ss12955jp
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 ===== 研究論文 ===== ===== 研究論文 =====
-〔2016年428日 掲載〕 +〔2016年822日 掲載〕 
-  * <fs large>地層研究所計画における地域社会との共生に向けた活動から学んだ教訓 -手続き的公正さと分配的公正さの視点から- +  * <fs large>部結晶質岩マトリクス部における微小移行経路元素拡散現象特徴</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160709.pdf]]\\ 石橋正祐紀,笹尾英嗣,濱克宏
-</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160401.pdf]]\\ 西和久、大澤+
  
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-> 日本原子力研究開発機構では,まで20年,高レベル放射性廃棄物の地層処分技術基盤研究開発を行う深地層の研究施設の1つとし超深地層研究所計画を進めてきた本計画を1995年公表した当時地域社会おい本計画が高レベル放射性廃棄物の地層処分施設の設置ながるのではないかと不信感や懸念が生じたため,原子力機構は,地域社会との共生に向けた活動を行った.本稿では,原子力機構本計画におて実施した地域社会との共生に向けた活動を,NIMBY 的施設の立地選定プロセスの社会心理学的な評価フレームとし上げられてい手続き的公平さ分配的公平さ2 つの視点で規範した.その結果手続き的公正さという観点では代表的な市民の参加を得た地域パートナーシップの早期の構築重要であること,そして場におい分配的公正さなど熟慮するために,情報提供や財政的な支援で支ていくことが重要であることを示唆した+> 花崗岩などの結晶質岩では,目周辺のマトリクス部への物質の拡散(マトリクス拡散)が,物質の希釈や遅延効果があることが知られている.その,高レベル放射性廃棄物の地層処分の安全評価におい,マトリクス拡散現象は重要であるこれまでに,岩石のマトリクス部が熱水等よる変質を被っいた場合,マトリクス部の空隙率が高くなり,マトリクス拡散よる遅延効果が高くること指摘されていの,変質の少ないマトリクス中の“マトリクス拡散”に着目した研究ない.我が国に分布する花崗岩体多くは,肉眼観察では変質を認めることできなマトリクス部でも,花崗岩マグマが冷却し固結した際にじる熱水よる初生的な変質を被っいる場合があ,この影響を検討することは重要であると考えられる.そこで,瑞浪超深地層研究所の地下300m および500m で採取した肉眼観察で変質を認めることのできない花崗岩マトリクス部を対象として,微視的空隙の布を検討し,マトリクス拡散に与える影響を考察した.その結果,マトリクス部では,初生的な変質により斜長石内部に選択的に微視的空隙形成されていること,そして空隙はマトリクス拡散経路とし機能し,物質移行の遅延効果増長するものと考られる.このことは我国の花崗岩体(結晶質岩)のバリア機能を補強する特徴として重要である.
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-〔2016年2月22日 掲載〕 
-  * <fs large>Sorption behavior of thorium onto montmorillonite and illite</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160121.pdf]]\\ Yoshihisa IIDA,  Logan BARR, Tetsuji YAMAGUCHI, Ko HEMMI 
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-> 高レベル放射性廃棄物処分の安全評価において,Th-229は重要核種の一つである.モンモリロナイトおよびイライトを対象としたThのバッチ収着試験を,pHおよび炭酸濃度をパラメータとして実施した.モンモリロナイトに対する分配係数はイライトに比べ高い値を示した.分配係数は炭酸濃度の上昇に伴い減少し,pH 10付近で極小値を示した. 
-> Thの収着挙動を,静電項を考慮しない表面錯体モデル(NEM)により解析した.モデル計算は実験結果をよく説明し,分配係数の減少は、Thの水酸化炭酸錯体形成による溶存種の安定化によるものであることが示唆された. 
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-===== 技術報告 ===== 
-〔2016年3月16日 掲載〕 
-  * <fs large>幌延URLにおける低アルカリ性セメント系材料の適用性確認</fs>\\ [[http://nuce.aesj.or.jp/jnuce/In-Press/Jnuce-In-Press-160223.pdf]]\\ 中山雅、丹生屋純夫、南出賢司 
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-> 高レベル放射性廃棄物の地層処分施設において,坑道の空洞安定性確保や周辺岩盤のゆるみ領域の抑制,掘削に伴う湧水量の抑制のため,セメント系材料を用いた吹付けコンクリートやグラウトが検討されている.これらの材料の影響で坑道周辺の地下水のpH が高アルカリ化することにより,緩衝材を構成するベントナイトや周辺の岩盤を変質させ,人工バリアおよび天然バリアとしての性能に影響を与えることが懸念されている.このような影響を低減するために,国立研究開発法人日本原子力研究開発機構では,普通ポルトランドセメントにポゾラン材料を混合した低アルカリ性セメント(以下,HFSC)を開発し,化学的特性,機械的特性,施工性などについて検討を実施してきた.本報告では,HFSC を吹付けコンクリートとして,幌延深地層研究センター地下施設の深度350m 調査坑道の施工に適用し,施工性について確認した.その結果,HFSC が現地のプラントを用いて製造可能であること,地下施設の設計基準強度を上回る強度発現が可能であること,および地下施設の通常の施工に使用されているセメント系材料と同等の施工性を有することが確認され,HFSC の地下坑道への適用性が確認された. 
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Permalink journal/volxx.txt · 最終更新: 2024/05/13 15:28 by ss12955jp

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