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as:2019autumn [2021/11/11 17:02]
ss12955jp 作成
as:2019autumn [2021/11/11 17:35] (現在)
ss12955jp [2019年秋の大会 バックエンド部会セッション]
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-我が国における深地層の研究施設計画は、原子力機構の東濃地科学センター及び幌延深地層研究センターにおいて、それぞれ平成8年、平成13年から開始され、現在、地下の坑道を利用した調査研究が行われている。また、NUMOは海外の施設を利用した国際共同研究に参加しており、その成果も着実にあげてきている。一方で、原子力機構の平成31年度の計画によれば、瑞浪超深地層研究所については、坑道の埋め戻しに着手することとされるなど、今後、地下研究施設を用いた研究開発環境の変化が予想される。このような状況を踏まえ、現在までに、我が国の深地層の研究施設において得られた成果や果たしてきた役割を改めて確認するとともに、国内外の地下研究施設での研究開発事例なども参照しながら、今後の深地層研究の在り方について、バックエンド部会の立場から幅広く議論を行う。+我が国における深地層の研究施設計画は、原子力機構の東濃地科学センター及び幌延深地層研究センターにおいて、それぞれ平成8年、平成13年から開始され、現在、地下の坑道を利用した調査研究が行われている。また、NUMOは海外の施設を利用した国際共同研究に参加しており、その成果も着実にあげてきている。一方で、原子力機構の平成31年度の計画によれば、瑞浪超深地層研究所については、坑道の埋め戻しに着手することとされるなど、今後、地下研究施設を用いた研究開発環境の変化が予想される。 
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 +このような状況を踏まえ、現在までに、我が国の深地層の研究施設において得られた成果や果たしてきた役割を改めて確認するとともに、国内外の地下研究施設での研究開発事例なども参照しながら、今後の深地層研究の在り方について、バックエンド部会の立場から幅広く議論を行う。
  
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-NUMO 包括的技術報告書レビュー特別専門委員会のレビューの目的は,サイトが特定されていない段階のセーフティケースとしての包括的技術報告書の記述内容を,客観性、科学的・技術的信頼性の観点から評価することによって,日本における地層処分の実現可能性を確認し,サイト選定の基盤を進展させることであ る。本レビューの範囲は包括的技術報告書の「本編」のみであるが,レビューにあたっては適宜関連する付属書および参考文献を参照した。 レビューにあたっては,第 1 章と第 2 章は全委員で検討し,第 3 章から第 7 章については,技術報告書の扱う範囲が,地質環境,工学技術,安全評価と幅広い分野に及んでおり,またセーフティケースとしての信頼性についての総合的な議論も含んでいるため,分野毎にワーキンググループ(地質環境,工学技術,安全評価,セーフティケースとしての信頼性)を設置して具体的な検討を行っている。レビューにおいては,まず委員がレビューコメントや質問を提出し,各ワーキンググループおよび全員の参加する委員会で,委員から提示された質問に対しては必要に応じて委員会において NUMO から補足説明を求め,全員の議論を経てメンバー全員が最終的に合意した内容を集約意見とすることとしている。この際,NUMO には,委員会が誤解している点の修正に限り,レビューの中立性を損なわない形で議論に参加してもらっている。事務局は,委員会の運営管理とレビュー報告書の取りまとめにあたるとともに,技術報告書の追跡可能性の確認を行って いる。レビュー委員会においては,サイト選定の前段階におけるセーフティケースとしての科学的・技術的なレベルの信頼性,および,NUMO が今後適切なサイト選定を進めていく上で,各段階で行われるサイト特性調査と工学設計および安全評価に関する技術的能力と方法論の妥当性について,包括的な議論を進めており,レビュー結果を 11 月までに報告書として取りまとめる予定である。レビュー委員会は,今回のレビュー結果が,技術報告書の科学技術的内容の信頼性を裏付けるものとして社会に受け取られるとともに,国民各層の NUMO に対する信頼が醸成され,地層処分に関する議論を一層喚起することを期待する。+NUMO 包括的技術報告書レビュー特別専門委員会のレビューの目的は,サイトが特定されていない段階のセーフティケースとしての包括的技術報告書の記述内容を,客観性、科学的・技術的信頼性の観点から評価することによって,日本における地層処分の実現可能性を確認し,サイト選定の基盤を進展させることである。 
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 +本レビューの範囲は包括的技術報告書の「本編」のみであるが,レビューにあたっては適宜関連する付属書および参考文献を参照した。 
 +レビューにあたっては,第1章と第2章は全委員で検討し,第3章から第7章については,技術報告書の扱う範囲が,地質環境,工学技術,安全評価と幅広い分野に及んでおり,またセーフティケースとしての信頼性についての総合的な議論も含んでいるため,分野毎にワーキンググループ(地質環境,工学技術,安全評価,セーフティケースとしての信頼性)を設置して具体的な検討を行っている。 
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 +レビューにおいては,まず委員がレビューコメントや質問を提出し,各ワーキンググループおよび全員の参加する委員会で,委員から提示された質問に対しては必要に応じて委員会においてNUMOから補足説明を求め,全員の議論を経てメンバー全員が最終的に合意した内容を集約意見とすることとしている。この際,NUMOには,委員会が誤解している点の修正に限り,レビューの中立性を損なわない形で議論に参加してもらっている。 
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 +事務局は,委員会の運営管理とレビュー報告書の取りまとめにあたるとともに,技術報告書の追跡可能性の確認を行っている。レビュー委員会においては,サイト選定の前段階におけるセーフティケースとしての科学的・技術的なレベルの信頼性,および,NUMOが今後適切なサイト選定を進めていく上で,各段階で行われるサイト特性調査と工学設計および安全評価に関する技術的能力と方法論の妥当性について,包括的な議論を進めており,レビュー結果を11月までに報告書として取りまとめる予定である。レビュー委員会は,今回のレビュー結果が,技術報告書の科学技術的内容の信頼性を裏付けるものとして社会に受け取られるとともに,国民各層のNUMOに対する信頼が醸成され,地層処分に関する議論を一層喚起することを期待する。
  
  
Permalink as/2019autumn.1636617723.txt.gz · 最終更新: 2021/11/11 17:02 by ss12955jp

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