日本原子力学会「2021年秋の大会」において、バックエンド部会セッション「地層処分に関する安全コミュニケーション」を以下のとおり開催いたします。皆様の参加をお待ちしています。
地層処分事業では,事業者が事業の段階ごとに最新知見を反映して処分場の安全性を説明するための文書として「セーフティケース(Safety case)」を取りまとめ,それを拠り所として社会に対して繰り返し説明していくことが求められる。セーフティケースの内容は広範な科学技術分野にわたり,地層処分の安全確保の考え方に特有な論証構造を有しているため,各関連学術分野の専門家にとっても難解であり,安全コミュニケーションを進めるうえでの課題となっている。
本企画セッションでは,地層処分の安全コミュニケーションの現状と課題を共有し,特に各関連学術分野の専門家間のコミュニケーションに焦点を当て,今後の取り組みなどについて議論する。
座長:(原安協)杤山修 (1) なぜ、地層処分なのか - セーフティケースの役割 (NUMO)草野由貴子 (2) セーフティケースへの情報統合 - NUMO包括的技術報告書を例として (NUMO)藤山哲雄 (3) 安全コミュニケーションに関するパネル討論 パネリスト :(神戸大)飯塚敦、(深田地質研究所)下茂道人、(広島大)半井健一郎、 (阪大)廣野哲朗、(東海大)若杉圭一郎